2013年12月8日日曜日

平成25年12月7日(土) 晴れ 「高尾山6号路」

水曜日に明王峠から景信山に行ったばかりだが、中二日で高尾山に行く。高尾山はケーブルカーもリフトも利用したことはもちろんあるが、ハイキングコースの各ルートを全部歩いてはいなかったので、今日は6号路(びわ滝コース)を登り稲荷山コースを下りることにする。

9:30高尾山口駅

土曜日ですごい人だ。平日の景信山はもう空いているが高尾山の賑わいは銀座や新宿の歩行者天国と変わりないといえば大袈裟に聞こえるかも知れないが、山という条件が加わればその水準である。


左の階段が稲荷山コース
6号路は右のケーブルカーの線路沿いを行く。




ここから登り口になる。三日前の誰とも会うことのない陣馬「七ツ久保ルート」もよいが、賑やかな高尾山は、これはこれで楽しい山歩きだ。

岩屋大師


びわ滝
トレランでGO!
 6号路はびわ滝川に沿って沢沿いを登るので途中濡れた路面もあるが、整備されていているから歩きにくいということはない。野川散歩と同じようなものだ。違うのは高低差が400㍍という点である。



ちょうど90分で頂上に着く。


頂上付近はケーブルカーやリフトで来る人も混じってまあえらいことになっていて、ブルーシートを広げて酒盛りしているグループもいる。


今日は一瞬目が止まったことが三つあった。まずひとつ、6号路を上から下りて来た人でネクタイスーツ姿でビジネスバッグを持ち靴も普通の革靴という、あなたどこから来たの?という方。二つ目、頂上付近で缶ビールを堂々と飲みながら歩いている若い女性。三つ目、手ぶらで普通のスカート姿で登っている若い女性。色んな方がいます。

頂上で11:00だったが座る場所もないほどの人で、直ぐに稲荷山コースを下りる。

頂上からの階段を下りた所、この階段がキツいのだ

登り90分、下り70分だった。高尾山口標高190㍍、山頂599㍍、続けて行っているのでこのくらいの山歩きはもう朝飯前である。朝ご飯三鷹駅前の松屋で朝定食食べたけど(笑)。

12:15高尾山口に到着。土曜は早めに店を開けるのでとっとと帰ろうっと。



2013年12月7日土曜日

平成25年12月6日(金) 晴れ

きのう、天文台の楓などの紅葉がきれいだった、とカミさんに伝えたら「私も見たい~」と、ほざくおっしゃるので朝九時過ぎに案内してさしあげた。

案内役であるからカメラは持たなかった。今日は造園業者が構内の道に降り積もった落ち葉を、ブロワーというのか風を吹き出す機械で掃除していた。

その後、カミさんは彼女のテニス仲間の昼食忘年会があるので天文台から帰ってきてすぐに出て行った。

私は家でひとり焼きそばランチ。


麺の袋を見ると賞味期限が数日切れていたが、まあ大丈夫である。麺に付属しているソースは使わず自分の味付けをする。

炒めるとき肉と野菜に塩をふるが、味を決める塩ではなく素材の輪郭を出すための下味的な塩を使う。で、豆板醤少々、オイスターソース、醤油で味を決め、火を止めてから胡麻油を隠し風味程度に入れ仕上げる。一口食べてみて・・・・・・自画自賛のうまさである。

今日は暦上では朔から四日目の月でカミソリのような三日月ではないが、夕方五時前には今年最後の美しい曲線を観ることができた。


2013年12月6日金曜日

平成25年12月5日(木) 晴れ

ここ三週連続で山に行ったので足の筋肉も山仕様になってきて今日はどこも痛くない。調べてみると、平地を歩いたり走ったりするときに使う筋肉と山歩きで使う筋肉とでは大きく違う点がひとつある。

それは山を下るときの動作、下りるときは脚をのばして着地して踏ん張る、つまり下ろした脚で自分の体重を支える動きを交互に繰り返す。これは伸張性筋収縮と呼ばれる動きで、腕などでも重い物を下ろすときドスンと落とさないようにするためには、腕を伸ばしながらそろりと置く。これが伸張性筋収縮で、脚の場合、日常生活では階段を下りるとき以外はこの動きはほとんどなく、だからたまに山に行くと太腿やふくらはぎが痛くなるのだそうだ。

私の場合でもそうだった。高尾山に行って登りは自分の足で(短縮性筋収縮)、下りはケーブルカーかリフトを使えば、ひどい筋肉痛になることはなかったが、下り時間の長い道を歩くと筋肉痛になっていた。筋力を落とさないようにするには、普段からエスカレーターなどは使わず積極的に階段を上り下りしなさい、ということなのだろう。

午後になり毎度毎度の野川に行く。

左:オナガガモ 右:マガモ


野川から国分寺崖線の遊歩道を上り天文台裏に抜ける。最近は調布飛行場方面には行かず、こちらを通ることが多い。

国立天文台構内
 天文台の楓は今が盛りである。





京都のお寺などにある人の手によって計算、演出された紅葉はもちろん美しいが、訪れる人もない武蔵野の雑木林は、人をほんのひととき感傷的な気分にさせる静謐な空間である。


2013年12月5日木曜日

「明王峠道迷い事件」検証

平成25年12月4日(水) 晴れ

このブログの定期的読者の方はご存じと思うが、経緯を書いておく。

私は先週11月28日(木)に陣馬山から景信山に向かって稜線を縦走し、景信から小仏へ下りる予定で山に入った。しかし縦走路の中間点、明王峠の分岐でコースを誤り気がついたときは、相模湖ルートを歩いていた。間違えたとはいえこの道も踏み跡のしっかりついたハイキングコースなのでそのまま進み相模湖に下り結果的に何の問題もなかったが、山でのコースミスは場合によっては致命的重大な結果を招く事は多くの人の知るところである。

そこで何故、明王峠で「間違えた」のか、もう一度現場に立ちに行った。

08:34高尾駅北口発「陣馬高原下」行→09:20終点「陣馬高原下」着→身支度を整え09:30歩き始める。

今日は明王峠が目的なので、陣馬山へは行かず、陣馬高原下から続く「七ツ久保コース」でショートカットして奈良子峠に登り、縦走路に入ることにする。

陣馬高原下バス停
すぐの分岐、左:明王峠方面 右:和田峠陣馬山方面

今日は分岐を左に行く。この先林業用の舗装が途切れる箇所にも分岐があり、左が底沢峠、右が奈良子峠に登る道だ。


左:底沢峠 右:奈良子峠
 右の「七ツ久保」ルートに入る。最初「セツ久保」に見えていて、マーサ三宅のように「久保セツ」さんというお洒落な人の名前かと思っていたら、よく見たら「ななつ久保」だった(笑)。「ツ」をカタカナ表記しているから誤読が生まれるのだ。ひらがな表記で「七つ久保」ならまず間違えない。危うく遭難するところだった(笑)。

セツ久保(笑)ルートを行く


霜が溶けているのか日当たりの悪い場所は濡れている所が多い
稜線が見えてきた(写真がコースではありません)
登りであるし踏み跡もあるので迷うことはないが、途中1カ所短いが滑りやすい急登があったり、谷側に道が狭くなっていたり、注意を要する場所があった。これでも最近整備し直されたようで前は大分荒れていたみたいだ。帰ってから地図を見直したら(ベテラン向き)と書いてあった、コワ~。まあ私でも登れるのだから、その程度ではある。



10:45奈良子峠着。息が上がらぬようゆっくり登ってきたので1時間15分かかった。普通で1時間くらいだろう。ここからは縦走路、ハイウエイのようなものだ。



奈良子峠から明王峠までは400㍍ですぐに明王峠の茶屋が見えてくる。

さあここからが検証開始だ。左の杉林側にひとつ、茶屋の手前にもう一つ標識が見える。




こうして注意深く見れば確かに書いてある。前回何も知らない私の視線はまず茶屋にいった。そして右奥の茶屋の休憩所やトイレがある方に入って行ったのだ。その先は「相模湖ルート」である。

標識が見えているが、見てないのだ。道なりに行くと自然と茶屋の前を通るような構造になっているうえにこの「景信山・小仏峠」も見る角度によっては茶屋の方向に見えなくもないのだ。

左へ行くにはこの標識を確認して意識して行かねばならない。この標識の場所がもっと茶屋寄りのブルーシートがある場所であればどうだろうか、視線が誘われ注意を喚起するように思えるし、角度による見間違えはないと思われる。ちなみにこの「道間違い」は陣場山方面から景信山に向かうときに起こり、逆方面のコースで起きにくい構造である。


茶屋の左に不動明王塚が見える。その左の暗くなっている道が、『クロコーチ』風にいうと「せ~か~い」の道である。念のため「正解」ね。

 

そしてこれが「相模湖ルート」への下り始め地点。少し離れた右の柱に赤ので相模湖方面と書いてあるのだが、これは目に入らないでしょ、これは。

この場所では階段に視線を落としているのが自然の流れであり、よほど注意深くないと見落としてしまう。

こうして標識なり注意書きが書かれているにもかかわらず、この明王峠での道間違えが多い事実があるのは私を含め不注意だけではない、間違えやすい要因が確かにあるのだ。せっかくの案内板であるから、機能するようにもう少し自然に視線が向かうような場所に移したほうが良いと思う。

本来山歩きでは進路は地図とコンパスで確認しながら自己責任で歩くのが基本であるから、自分の不注意を棚上げして標識に苦情をいえる筋でないのは判っている。判っているがあえて言うならそのように思うのだ。

教訓:標識はしっかり確認すること。当たり前である。

景信山に向かう。

12:30景信山頂上
人影もまばらな景信頂上付近、ようやく静かなシーズンになった。


この後、小仏バス停まで60分の下り、13:40分のバスには間に合わなかった。14:10のバスにて高尾駅に向かう。三時に三鷹駅に無事生還。さあ仕事仕事。検証終わり、今日はこのくらいにしといてやる(笑)。全ての写真はクリックすると大きくなります。


2013年12月4日水曜日

平成25年12月3日(火) 晴れ

数日行かなかった野川に行く。歩いたり走ったり。

左:アオサギ 右:コサギ
ものすごい貫禄
今日のカワセミ
初冬の野川
 野川散歩から帰り、図書館を廻る。

三鷹図書館本館

駅前図書館
 早めに店に出て「テラスベール」で借りてきた『道迷い遭難』から読み始める。



この『道迷い遭難』は7つの遭難例を取材したもので、読み始めて第二話真冬の北アルプス常念岳は心底怖い話だった。かろうじて生還したのが奇跡といっても過言ではない。読んでいてあまりの過酷さに息苦しくなった。まさしく死の彷徨である。

迷ってからではもう地図もコンパスもほとんど役に立たない。悪天候の中、たった一人で胸まで浸かる雪をラッセルしながら凍傷にかかった手で、下りてはいけない沢に下りてしまい戻ることも進むこともかなわぬ絶望の崖や滝の袋小路に追い込まれる様は迫真の恐怖だった。

2013年12月3日火曜日

平成25年12月2日(月) 晴れ

今日も晴天が続く。先週の木曜日の山歩きの疲れが足に残っていて、まだ太腿に軽い痛みが残っている。相模湖への下りは最後がとても急だった。最近はスポーツ科学が進んで、運動後のアイシング、ストレッチ、アミノ酸BCAAの摂取など疲れを残さない方法が研究されてはいるが、ある程度の痛みは仕方ない。

今日はN井さんに入ってもらう日で私はお休みをいただいている。遠出はしないで街中をブラブラする。昼過ぎになり歩いて武蔵境に出る。家から駅まで4㎞ちょっとあるので本来であればバス利用だが、あえて歩く。平地は楽だ(笑)。武蔵境南口駅前の武蔵野プレイス(図書館併設の複合施設)に寄り、小一時間の読書。

武蔵野プレイス
 武蔵境から電車に乗り吉祥寺に出る。ふた駅なので歩いてもよかったが、そこまでムキに頑張るつもりはない。吉祥寺コピス(旧伊勢丹)の石井スポーツ(登山用品専門)をブラブラ見て廻り何も買わない(笑)。

吉祥寺北口
 吉祥寺駅は今大工事中で来春には大きな駅ビルに生まれ変わるそうだ。

日暮れが早い。三鷹に帰ってきたときは4時半でもう薄暗くなっていた。この薄暮の時間帯や山の中の木に覆われた道などでは、普通に撮影するとカメラが明るく撮ろうと判断して実際に見ている風景より明るい写真になってしまう。なので露出補正でわざと暗く撮すとコンパクトデジカメでもまあまあの雰囲気が伝わる。

プログラムオートISO400 f/3.2 1/60sec -1.3step under
 三鷹駅南口界隈



帰宅して、ひとり飲みのつまみを作る。

豚バラと玉ねぎのニンニク醤油焦がし炒め(生姜は入れないのがキモ・シンプルイズベスト)
自家製エビチリ
ブリ
飲みながらCS放送の映画『シン・シティ』を観る。極太マジックで描いたようなスタイリッシュなモノクロで映像の斬新なこと、私はこういうの好きだなあ。




2013年12月2日月曜日

平成25年12月1日(日) 晴れ

午前中に、店の仕込み関係の買い物で車を出す。今日も快晴で晴れ渡っている。こんなに気持ちよく晴れた休日に、街の中にいることがもったいない。山は行き始めるとクセになり、天気が良ければ行きたくなるが、なかなか思い通りにはいかないのが現実である。

今日は家で静かに過ごすことにする。動と静、緊張と弛緩が適度にあるのが健康的な生活である。

「明王峠道迷い事件」をまだ引きずっている私は、別の言い方をすれば不謹慎かも知れぬが、面白がっている私は、大袈裟ではあるが三鷹図書館のHPの在庫検索で「遭難」で探すと、あるわあるわ

『死者は還らずー山岳遭難の現実ー』

遭難のしかた教えます-安全登山のための辛口レクチャー

山岳遭難の構図-すべての事故には理由がある-

列挙していたらきりがないくらいあった。それだけ事故も多いということだろう。厳冬期の3000㍍級の山へ出かけていくような上級者の遭難話は初心者からは一見他人事のようだが、ちょっとした判断ミス、気の緩みが取り返しの付かない結果を招くという意味では、例えば高尾山といえど足を挫いて動けなくなり自力では下りられなくなればこれは遭難であるから、上級者の話に学ぶことは多いはずだ。

いくつかリストアップしておいて次の開館日に借りてこよう。

遭難といえば若い頃読んだ『風雪のビバーク』松涛明著を思い出す。この本は私の生まれる前に起きた古い時代の遭難記録である。槍ヶ岳、北鎌尾根で友人と二人で遭難しそのときの状況を克明に綴った遺書と記録である。詳しい内容は忘れたが、最期まで友人を思い遣る心使いに感動したのを覚えている。

ブルーレイに録画してある『にっぽん百名山・槍ヶ岳』を観る。



日本で5番目に高い山で標高3180㍍の登山愛好者憧れの山である。今の私は映像を見るだけで十分満足している。私とは世界も次元も違う。

三浦雄一郎氏の最高齢エベレスト登頂が話題になったとき、批判的な意見があったが、上級者の厳密な登山観はともかく、8848㍍の山の厳しさは私などには想像もつかない。

ここ数日山のことばかり書いているなあ。


2013年12月1日日曜日

平成25年11月30日(土) 晴れ

『明王峠道間違い事件』を引っ張るようで悪いが、間違えたのが悔しいのと、もしかしてあのポイントは間違いやすいのでないか、と思い少し時間をかけて調べてみた。

きのうリンクを貼った方以外でも同じ間違いをして相模湖方面に下りてしまった、という報告がいくつか見つかった事は書いた。

中でも、高尾山系にとても詳しい方が書かれているブログに『道迷い』というタイトルで、明王峠のコースミスが高尾山系の中で最も多いことを指摘されていた。

高尾評論 「道迷い」

以下引用

高尾山域で道迷いをしたという情報が一番多いのは、明王峠だ。
 陣馬山から陣馬高尾縦走路を景信山へ向かうつもりが、相模湖駅の方へ降りてしまうのだ。
 陣馬高尾縦走路は、斜め左の杉林の暗い感じがする方向へ進むのが正解だ。
 ただ、トイレに沿った明るい階段を下りたくなってしまうのだ。

 次に多いのが小仏峠で、景信山から来て、小仏バス停に下るケースが多い。
 陣馬高尾縦走路を行くには、廃屋の右側を通り、再び登るのが正解だ。

 その次に多いのが景信山頂で、やはり小仏バス停に下ってしまう。
 陣馬高尾縦走路を高尾山方面に行くには、直角に右折し、まず1軒目の茶屋の軒先の左を通り、次に2軒目の茶屋の右を通るのが正解だ。


 それから、よく言われることだが、迷ったら、又は迷ったようだと思ったら、とにかく引き返すことだ。
 たとえ上り坂でも、戻りに要する時間は思ったより短い。 
引用終わり

逆側、高尾~景信山方面からの縦走ではこの間違いをおかす事は考えにくい。この間違いは陣馬山から景信山に向かう時に多く見られるということだ。

つまりY字を下からなぞって分岐を右に行くと相模湖方面、左に行くと景信山方面という構造になっている。そして右に分岐した先、縦走路ではない明るい方に茶屋と休憩所及びトイレが設営されている。

事実、私も明るいそちらの方に目が行き、手前の分岐は見ているにもかかわらず結果的に見えていなかった。

景信山に向かう本来の道は、引用にもあるように「斜め左の杉林の暗い感じがする方向」が正解だと書かれている。

何か隠しダンジョンの扉を発見するような気分になってきた(笑)。今度いつ行こうかな。

しっかり整備された世界で最も多くの登山者で賑わう高尾山でも、こういった場所があるので気をつけなさいよ、ということだ。

イギリスでは多くの人が訪れる低山のハイキング登山のようなコースでもほとんど標識らしきものはないそうだ。これは整備が遅れているのでも不親切でも勿論なく山に入る者は地図とコンパスを用意して自分の頭で判断して歩きなさい、ということで数々の近代スポーツの発祥の国、冒険の国らしい、つまるところは自己責任の世界である。

三鷹駅周辺の木々もすっかり晩秋から初冬の風情になってきた。

三鷹駅北口・ロータリー前