一番乗り場21系統、三ヶ木(みかげ)行きに乗り石老山入り口で降りる。9:10着。降りたのは私を含め五人、二人連れの年配女性と単独の男性二人だった。
土曜日に高尾山に行ってから中三日でまた山歩きに来た。ちょっとクセになりつつある。まあ悪趣味なことではないからよいだろう。今日は石老山(せきろうざん)に登る。
バス停を降りた所に大きな案内看板があるので迷うことはない。道なりに進み相模湖病院の脇から登山道が始まる。
巨岩の道をしばらく上ると顕鏡寺(けんきょうじ)という寺に出る。平安時代に建立された真言宗の古刹だそうだ。山の雰囲気もそうだが高尾山とは趣がまったく違い、邪(よこしま)な者を拒むような空気だ。山の奥には大魔神がいそうだ。いないとは思うけど。
途中で南東に開けた気持ちの良い斜面に出る。
融合平見晴台から相模湖が見える。向こうの奥に見えているのは陣馬山だ。さすがに12月で歩き始めの山は寒いがここまで登ってくると汗ばんでくる。
小さなピークをいくつか上り下りして11:18分頂上に着く。三角点標高694㍍で、山頂は702㍍あると案内にある。バス停からここまで約2時間、まあこんなものだろう。
丹沢蛭ケ岳 |
途中の小さなピークに大明神がある。この後小さなピークをまた上り下りしながら徐々に下っていく。
大明神展望台から相模湖を臨む |
道に迷うことはないが、何カ所かは険しく荒々しい山の一端を見せる場所がある。
プレジャーフォレスト(旧相模湖ピクニックランド)のバス停に到着。休憩なしのちょうど4時間の行程だった。1時間に一本13:11のバスがあるのは事前に調べておいた。途中休憩を入れるとこのバスには間に合わなかった。
高尾から先、相模湖駅を走る下り車両は甲府行であったり、小淵沢行であったりする。出張のサラリーマン、小用の主婦の足、各駅停車乗りの旅行者、色々な思いをのせて列車は行く。高尾とはひとつ隣の駅だがここは首都圏との決別を知覚する駅でもある。
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