半分開けた窓から聞こえてくるチー・ツピー・ツピーとシジュウカラ(四十雀)の囀りが朝を告げている。6時起床。首をコキコキひと回りさせてコーヒーを淹れてくる。
プライムラジオを流してブログにかかる。かける時間は日によって違うが、思いつくまま内容のないことを書いていても気がついたら7時を過ぎていたりする。今日も時計を見ると7時になったのでキリのいいところでやめて公開ボタンを押す。
リビングで新聞とシェイク。
支度して出勤。
午前の巡回中で、ある階の外廊下の中程に淡い緑色の紙が目にはいった。近づいてみると紙に見えたのは紙ではなく、手のひら大の蛾だった。しかも生きていそうだ。蝶は平気だが、どうも蛾は苦手である。もしこんな大きさの蛾が羽をパタパタさせてこちらに向かって来ようものなら、大げさではなく裸足で逃げるだろう。
お住まいの方にしても嫌いな方はいるだろうから、仕事の立場上、共有部の廊下にこんな大きな蛾を放置させておくわけにはいかない。誰も助けはいない。う~む、困った。さて、どうする。作家:藤本義一の名言「面白い小説を書くコツは、主人公を困らせることです」(笑)。
手には柄の長い箒があり、それで恐る恐るつついてみたら、なんとパタパタするではないか。アイヤ~生きているではないか。死んでいても触るのは無理だが(笑)。完全に腰が引けたが、蛾は夜行性だろうから、動きは鈍い。
とはいえ廊下の真ん中で休まれても、また蛾にしても休んでいたところを無理に起こされて、そういう意味ではお互い迷惑なので、移動してもらうことにする。
勇気をふりしぼって箒の先に止まらせて、なんとかそ~っと外に逃がしてやることができた。書くと一行二行で終わる作業だが、実際はパタパタ、イヤ~、パタパタパタ、ウエ~、パタパタパタパタ、無理~!、みたいな(笑)。
やっておきながら言うのも気が引けるが、蝶の軽やかさとは違い、あの大きさの、本来夜行性の蛾が日射しの中を酔ったようにふらふら飛び、さ迷う姿は可哀想でもあった。
陽光に晒されし緑(あを)の蛾哀し(はい、才能なしです・笑)
調べるとオオミズアオという蛾だった。ネットに参考写真はいくらでもあるが、苦手な人もいるのであえて載せないが、好き嫌いを別にして、純粋にこの翅の色を観れば、白に近い薄い緑青(ろくしょう)でなかなか美しい東山魁夷のみどりである。
どんなのか興味のある方はリンクを貼っておきます。
画像オオミズアオ
17時勤務終了。帰宅してシャワーを浴びてプシュ~。
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