2013年7月13日土曜日

平成25年7月12日(金) 晴れ

梅雨明けから猛暑日が続いている。東京はヒートアイランド現象が引き起こすゲリラ豪雨に時々見舞われる。天気予報士の解説によると、昔から言う「夕立」とは別物だそうだ。ただ原理的には同じで、日中、熱せられた大気が上昇気流となり、そこへ湿った海風が吹き込んで、大きな積乱雲となり局地的一時的な大雨になるのだそうだ。

夕立は、山の形や地形でその通り道がある程度決まっていて、よく「山沿いでは午後になりにわか雨」予報で耳にするのが、いわゆる夕立だそうだ。

「ゲリラ豪雨」と「夕立」では、語感が大きく異なる。「ゴキブリ」と「かぶと虫」以上である。例えが違うような気もする。

去年は何度か車で走行中に「ゲリ豪」(詰めて言わないほうがよいと思う)に遭った。街灯が点るほど暗くなったと思ったら、ワイパーが効かないような降り方になる。家に着いて玄関までわずか数メートルなのに車から出られないこともあった。もちろん濡れるのを承知であれば出られるが、その数メートルで着ている物を全て着替えることになるのは確実な降り方なのだ。

傘を差そうにも、車のドアを開けて傘を差すほんの何秒かの間に濡れてしまう激しさで、手荷物などがあれば、手荷物共々さらに濡れることになる。

車から携帯で家に電話して、「家に着いているが出られない」というと受話器の向こうから笑い声が聞こえた(泣)。

NHKBSプレミアム『酔いどれ小藤次』第四回(録画)を観る。主役の竹中直人がひょうきんさを出さずに演じている。この人は、テレビのトークなどで人を食った言動をよくするので、どうもその印象が強く、観ていてどこかであのヘラヘラ感がでると嫌だなと思っていたが、一切見えないので、ようやく安心して見られるようになった。

竹中直人の表層にでるあの道化は、多分、繊細な性格の裏返しであろうし、真面目な顔をカメラの前では見せない、ある種の抵抗かも分からない。芸術家肌の人である。

wikiで見てみたら、多摩美の出だった。なるほど。

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