2013年7月21日日曜日

平成25年7月20日(土) 晴れ

関東あたりまでは北から張り出した高気圧の影響を受けているので気温はあまり上がらないようだ。たしかに朝は初秋のように涼しく感じる。短期間に猛烈に暑いのと、涼しいのを味わっているが、暦はまだ七月で、例年ならやっと梅雨明け、といった時期だ。

新聞に、新たに四人の方を人間国宝に認定する記事が載っていた。その内訳は、「長唄」「清元」「白磁」と、ここまではおよそ見当はつく。詳しい知識は無いが「長唄」「清元」は三味線を使う邦楽であるし、「白磁」は陶磁器、焼き物の世界である。

残ったひとつ「蒟醤」が、何の事か判る人はどのくらいいるのだろう。だいいち読めません。蒟蒻(こんにゃく)のに醤油のと書いて、・・・・・・・何か食い物か?知らなければ全く見当もつかない。

これは「蒟醤」と書いて「きんま」と読む。漆芸の装飾技法のひとつで、その起源は東南アジアにある。と、知った風に書いたが、何を隠そう今日知ったばかりである。堂々と言うことではないと思う。

これには更に驚きがあった。この「蒟醤」は、私の故郷、香川県の伝統工芸だった。何とまあ、知らなかった。故郷を離れて四十数年が経つ。ずっと地元にいれば、何かの折に触れる機会があったかも分からないが、今まで知ることはなかった。

http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2013_02/series_07/series_07.html

すごい、香川県人の誇りである。讃岐は、「うどん」だけではないのであった(笑)。

こういった芸術の域にまで昇華したものも含めて、日本の職人の新旧の技は世界が認めている。

テレ東『和風総本家』で紹介された、世界のマイスターが絶賛した究極のニッパーがこれだ。

KEIBA FC-206

ペンチ FC-107
工具好きには、堪らない誘惑だ。こんなのもある。

医療用ハサミを作っている下町の「石宏製作所」の裁ち鋏。スカイツリー開業時のテープカットに使用された。職人の誇りが詰まっている。








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