2013年7月6日土曜日

平成25年7月5日(金) 曇り時々晴れ

朝から湿気っぽくて床までべたついている。予報では明日以降関東では急激に気温が上がり、真夏日になるらしい。西日本では連日の局地的豪雨を報道している。

この現象は梅雨明け直前の典型だと思うが、さてどうなることだろう。梅雨の期間が決まっているわけではないので、今年は梅雨入りが早かったから、梅雨明けも早い、とはいかないだろうが、個人的予想で、東京は日曜日あたりに梅雨明けしそうな気がする。根拠ゼロの予想である。

早めに店に出て、遅い昼食を食べに「松八」に行った。三時前であったが「松八」は混んでいて満席近かった。この時間に入った事がないので、この混み方が通常なのか、たまたま、なのかは判らない。

食後、同じ松屋フーズ本社ビル二階の「テラスベール」で、アイスコーーヒーを飲みながら三十分読書をする。


山本周五郎の短編集を読み返していたのだが、周五郎の「人情物」は、読んでいて泣けてくる作品が多い。歳をとると涙もろくなる、というが、まさしく自覚する。

この「歳をとると涙もろくなる」という現象は、大脳生理学で説明されている。大脳辺縁系で起きた情動反応を、大脳皮質の前頭前野で司っているが、年齢とともに前頭前野が機能低下するため、感情が表に出やすくなるそうだ。つまり、喜怒哀楽を理性でコントロールしているが、このコントロールする力が衰えるため、感情が短絡的になるということだ。

しかし、それだけでは説明が足りない。他人の出来事で涙を流せるというのは、多くの経験を積み重ねることにより獲得した、人を思い遣る、という気持ちが反映されていなければ出来ないことである。


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