家の中で、扇風機を弱くつけていてちょうど良い。梅雨のさなかだが、蒸し暑くはない。カミサンは用事で出ている。昼頃、下のリビングでテレビの音がしていると思ったら、娘が来ていた。
食事はまだだと言うので、ものはついでで、二人分パスタを作る。娘はIT関連でWEBの仕事をしているが、今、情報処理の勉強をしているそうだ。素人がついていけない世界だ。
夕方、なぜか鰻を食べたくなり、奮発して「豊駒」のうなぎを買いに行く。昨今、鰻が高騰しているので、買おうと決心するまで、少しのためらいと言うか躊躇がある。奮発という言葉がぴたりとはまり、私のような庶民からは段々離れていく。そのくらい鰻が高くなった。
「豊駒」は鰻の専門店だが、店に客席はなく、持ち帰りだけの店である。三鷹駅の北口から西へ数百㍍行った、堀合の辺りにひっそりと営業している、知る人ぞ知る名店だ。
ここの御主人は一度だけ、私の店にいらっしゃった事がある。たまたま暇なときで、ご自分から鰻屋であることを名乗られた。なので面識はあるが、その一度きりなので、御主人ははもう私の顔は覚えていない。鰻を買った足で日本酒専門店の宮田酒店に寄り、日本酒を調達する。
鰻は、やはり日本酒のいいやつですな。
鰻と一緒につけてくれる山椒は、和歌山の山椒だ。「紀州、香山椒」というブランド物で開けたときの立ち上がる香りが別格だ。
広島の酒「美和桜」生の純米吟醸 |
0 件のコメント:
コメントを投稿