私の故郷、香川県には「けんちゃん」という郷土料理がある。人名の「けんちゃん」の頭高アクセントとは違い抑揚をつけず平板に発音する。
「けんちゃん」
本来は「まんば」と呼ばれる高菜の仲間でつくるものだが、茄子でつくっても美味しい。「けんちゃん」は家庭料理なので香川県を旅しても店で出しているところは少ないと思うが、香川県人なら知らぬ者はない、といってもいいと思う。温かくても冷やしても美味しい。
店でつくってみた。
材料: 豆腐300g(1パック)
茄子:中3個
いりこ(煮干し)
調味料: 酒1:白だし1:醤油少々 好みで鷹の爪少々
味付けのキモは「お吸い物より少し濃いめ」である。
さて料理。
手で潰しておいた豆腐をサラダ油で炒める。
茄子を投入。
煮干しは頭お腹を取って水に浸しておいたのを使う。面倒だがこれをやらないと仕上がりが少し苦くなる。
煮干しと鷹の爪を入れ、酒、白だし、煮干しを浸けた水を1:1:1で入れ煮込む。香り付けに醤油を少し垂らす。入れすぎないこと。
くた~っとなれば味見して、味を微調整して完成。まあ家庭料理で、あまり繊細なものではないから誰がつくっても美味しくできるはずです。
見た目は地味だが美味しいよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿