平成27年11月12日(木) くもりのち晴れ

朝のコーヒーと新聞。

10時半になりほぼ日課の散歩に出る。雲が多く、うすら寒い。今日は天文台通りを下り野川に出る。

野川からハケの103階段にまわり、時間があるので5回上り下りをする。

103×5=515段の上り下りは、長い階段で有名な讃岐の金比羅さん（御本宮まで785段、奥社まで約1390段）でいうと、あと三回繰り返すと御本宮までは着くことになる。楽勝なり。香川県は私の故郷(高松市）で金比羅さんの奥社までは覚えているだけで3回は行っている。

南から明るくなってきた。午後は晴れるか。変化のないただの散歩日記になっているが、これが私の日常であり現在のライフスタイルである。

フーテンの寅さんのように日ごと変化する「旅が日常」という仕事の人もいるだろうが、日常化した旅はいつかどこかに落ち着きたくなるだろう。人は帰るべき場所があるから旅をする。帰る場所がなく根無し草のようにさまようのは旅人ではなく流れ者である。

カミさんは弁当持ちの用事で朝から出かけていて、その弁当の分け前（笑）で昼ごはんにする。

支度して早めに店に出て、散髪に行く。

夕方の賄いは袋麺。吉田羊と高橋克実が仲良さそうに出ているCMのやつだ。

以前これの日本蕎麦バージョンを食べたとき今ひとつだったので期待してなかったが、この醤油ラーメンは美味しい。明星の「中華三昧」シリーズは別格としてそれに次ぐ美味しさだ。

（・・・・・・仕事中・・・・・・）

店を終え帰宅して飲む。生ガキを肴に飲む。ネギがないのが痛い（笑）。

ポン酢は、関東では知名度は低いが関西圏では有名な「旭ポンズ」。『ケンミンショー』で取り上げられたことがあったと思う。好みの問題なので押しつける気はさらさらないが、とても美味しいポン酢である。

本でも食べ物でも自分が「良い」と思ったものを他者に紹介するとき、詳細に熱く語れば語るほど相手は引いてしまうことが多いものだ。それはどんなに美味しくても、誰かが噛み砕いた果実を渡されたのと同じだからである。