2015年8月13日木曜日

平成27年8月12日(水) 曇り

夏休み初日。思い立ったことは早めにしようということで、桜新町でレストランを開いている後輩、菊池君の店にカミさんを誘う。当然「行く」と言う(笑)。

先日、暑中見舞いの葉書をいただいた中に、結婚した旨が書かれていて、早速そのお祝いを兼ねてランチに伺うことにしたのである。


「アンフュージョン」という店で桜新町交番の向かいにある。入り口のガラスに反射して交番のお巡りさんが写っている。

菊池君は1973年生まれなので今年42歳になるが、昨年ようやく結婚したそうだ。オーナーシェフになって6年、世田谷の地に根付いている。

彼がフランス料理の世界に入って一番最初の店が、私が当時勤めていた青山の「ポワロー」という店だった。今はその店はない。その後都内の一流店を何店か巡って腕を磨き、フランスにも修行に行っている。

訪れるのは二度目になる。


前菜の前のアミューズグール(軽いおつまみ)四種
仏・モンサンミシェル産ムール貝
ムール貝を食べるときは、空の貝をハサミ代わりにして身を摘まんで食べるのだ、と本国のカフェでフランス人に教わったことがある。仏産のものは日本の物より小ぶりで美味しい。

私たちが着いたテーブルの壁にちょうどモンサンミシェル修道院の絵が掛かっていた。



前菜・マゴチのカルパッチョ風
魚料理・三国(福井)産スズキのポワレ・海藻のソース
肉料理・宮崎・霧島山麓SPF豚
 ソースは玉ねぎベースに白バルサミコの酸味が加わったシャルキュティエール。ピクルス、トマト、黒オリーブに玉子のミモザでドレッセして夏向きに仕上げていた。

デザート・山梨後屋敷産白桃のコンポート
 バニラアイス添えで、桃とバニラの間に桃の葉のグラニテを挟んでいる。

*グラニテ(シャーベットより糖度が低く、シャリシャリした食感の氷菓)

エスプレッソのダブル
 ごちそうさま。忙しそうだったので挨拶もそこそこで引き揚げる。飲食業というのは休みの日にちや時間がバラバラなのでなかなか会えないが、涼しくなったら、昔のメンバーに声掛けして集まって飲みましょう。

結婚を知らせず身内だけでひっそりやるのは、彼らしいが、誰にも知らせない、というのは、ちと水くさい、というものですよ。

菊池君の店の近所には「長谷川町子美術館」もある。


帰宅して高校野球を観ながら飲む。今度は和風で(笑)。

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