にんにくやバターからは和風のイメージは湧かないが、醤油を使えば和風です、と暗黙の了解のようなものがあると思う。
日本人には洋食のメニューを選ぶとき、直感的で判りやすい表記だが、ただし最近はフランス本国などでも醤油が浸透して、あちらのレストランのシェフたちも調味料として普通に使うことがあるので、「和風」(Japonaise)とわざわざ表記することはない。彼らフランス人が作る料理は醤油を使ってもフランス料理なのである。
では、日本人が日本で作るフランス料理に醤油を使うのはフランス料理ではないのか、という食べ手にとってはどうでもよい話が、20年ほど前に狭い業界内であったように思う。一見屁理屈のこね合いのような話だが、良い意味でそれがあって、今があるのだ。
そういう流れから洋食に醤油を使った場合「和風味」という表記はもう古いようにも思うが、提供する側も食べ手にも判りやすさがあり、陳腐化することなく町のいたるところで現役である。
午後になり空が一気に暗くなり(これは来るな)と思いアメッシュを見ると立川方面が凄いことになっている。あちらは土砂降り間違いなし。
雨が通り過ぎてから店に出る。夕方の賄いはニチレイの冷食の炒飯。
深夜店を終え帰宅する頃は月が出ていた。満月も近そうだ。
即席きゅうりの塩もみ・茄子の辛子醤油和え |
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