2014年9月17日水曜日

平成26年9月16日(火) 晴れ

朝昼兼のパスタ。

醤油バター味の納豆スパゲティ

今日はいくぶん暑く感じる。北は夏雲が盛り上がり、近くは青空を押しのけるように雲が湧いている。雲の動きは刻々とせわしなく、いつの間にか上空に筆で佩いたような秋の雲が見えたりしている。



店の彼岸花が膨らんできた。毎年一週間のずれもなく秋分の日には咲いている。

二三日前の早朝NHKラジオのインタビュー番組を聴くとはなしに聴いていて、途中から引き込まれて全身を耳にして聴いてしまった。

今年91歳の現役パイロット高橋淳氏のお話。趣味で飛んでいるお爺ちゃんの話ではない。航空関係者でこの方を知らない人はいない、というくらいのこの世界では神様だそうだ。

戦時中は予科練から海軍に入り、大型攻撃機の操縦桿を握っていた経歴で、ここでは当時の細かいエピソードは取り上げぬが、銃弾の雨を何度もくぐった経験者のみが語れる凄い話ばかりだ。そして戦後の日本の航空関係の発展に多大な貢献をなさった方である。

毎年操縦士免許更新の身体検査に合格して、今でも週に二度は後進の指導で乗っているそうだ。

教官として教えた人数は数え切れない。

今のようなGPSや最新の計器がなくてもカンだけで飛べる話や、飛んでいるときの天候の変化の予測などは今でもプロの中の誰よりも早いと仰っていた。

そして何よりもこの方がすごいのは、一年の内100回飛んでも、自分でよく出来た、と思えるフライトは1回か2回しかない。まあそれはプロが見ても分からない自分だけの感覚ですが、向上にはきりがありません、という謙虚さだ。

乗るときは、今は必ず若いパイロットを同乗させるそうだ。それは周りが、じじい独りで大丈夫か?と心配してはいけないので気を使ってそうしている、とのこと。気配りが出来るのがパイロットに向いていると仰っていた。

ネットで探してみると、長身痩躯のとても若々しい方だった。


OBT人材マガジン「高橋淳氏」

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