2014年9月26日金曜日

平成26年9月25日(木) くもり

一昨日(秋分の日)の山行は帰ってから考えさせられることがあった。きのう書いた山での転倒事故は誰にも起こりうることで、決して他人事ではないと、知ったことであるが、書き足らなかったことを考えてみる。

朝8時半から歩き始めて途中15分の食事休憩を入れただけで通して歩き、ようやく北高尾山稜を抜け、午後1時半過ぎ、堂所山に向かう急勾配を登っていた時のことである。

軽装の30代後半と思われるカップルが下りてきた。何となく不自然を感じたので、すれ違いの挨拶「こんにちは」だけではなく「どちらまで行かれるのですか」と尋ねてみると「案内板にあった城山方面へ行って、小仏峠から下りて駐めている車まで帰ります」という応えが返ってきた。

完全に道間違いである。確かに堂所山の近辺には案内板があって城山方面と出ているが、これは八王子城山であって、小仏城山ではないのだ。小仏の城山は景信山の先である。陣馬~高尾縦走路は観光気分で歩いている人もいるので、これは案内板の不備だと思う。

参考写真
案内板のオレンジ色の縦走路は堂所山の巻き道であり、堂所山自体のピークは地味な狭い所で北側が少し開けているだけで、登ってくる人は少ない。堂所山のピークにいる方は、北高尾山稜を踏破してきて一服している人か、物好きか、間違えた人である(笑)。

声をかけて良かった、と思う。この時間からこの山域を歩く人はほとんどいなくなるだろう事を考えると、ほとんど手ぶらのお二人が間違いに気がつかぬまま進んでしまえば、最悪、山の中で日が暮れることになっただろう。

自己責任とはいえ、ここは観光地高尾山の主脈ルートであるから、地図も持たぬレジャーで歩いている人も多いはずだ。この案内板は間違ってはいないが、この案内板がこうした間違いを招いているのは事実であるから詳しい情報を書き足した方がいいと思う。

道間違いである事を教えてさしあげたら、びっくりされていた。すぐに私の向かう堂所山に引き返す事になったが、彼らの速いこと、急登をぐんぐん歩いて行く。見えなくなった。

年齢差や身軽さはあるにしても、追いて行けなかったショックがある。

私が30代で自転車を本格的にやっていた時がピークだとすれば、加齢に伴う筋力、心肺機能の低下に加えて、体重の増加が著しい。

筋力が落ちて、心肺機能も落ちて、目方だけは増えているのでは辛いのは当然である。

突然、天来の啓示のごとく閃いた。(よ~し、オモリを取って身軽になるぞ~)

いつまでその想いが続くかは不明である(笑)。

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