本日午前中に退院した。といっても完治しての退院ではなく、こちらからの「お願い退院」だった。素人判断だが、ここ3日は解熱剤を使わずに平熱を持続しているし、後は自宅療養にしたい旨を伝えて何とか退院許可が出た。
まだレントゲンには肺炎の影があるので、ぶり返す可能性があることを忘れないでください、と釘を刺されての退院である。
4月13日(月)に武蔵野赤十字病院に緊急入院して9日間、ここまで長くなるとは思わなかった。
入院してしまえば2,3日で軽快すると思っていたのだが、そう甘くはなかった。抗生剤が思うように効かなかったのだ。長くなるので経過は省くが、抗生剤の組み合わせを変え4月17日(金)になってようやく熱が下がり始めて快方に向かいだした。最初に風邪で体調を崩したのが4月3日(金)だったので、4月17日まで2週間が経過している。たかが風邪と侮って油断していたわけではないが、結果的に悪くしてしまった。
こういうのって、防ぎようがあるのだろうか。還暦を過ぎると周りを見てもきのうまで人一倍元気だった人が倒れたという話は珍しくない。もう運命のようなものだとしか思えない。
直近の例でいえば、4月26日投票の三鷹市長選で現清原慶子市長(63)を引き継いで立候補予定だった河村孝副市長(61)が告示直前に倒れて、急遽清原氏の再立候補となった、当事者にとっては大事件があった。
私は以前の仕事の関係で河村氏とは個人的に面識があるが、身体が大きくとても壮健に見える方で病とは縁のなさそうな印象だった。
ご本人も無念極まりないと察するが、病魔は何の遠慮も容赦もなく牙を剥き突然襲いかかるのだ。
今思う。富も名声もいならい。自分の脚で歩き花鳥風月を楽しむことができる、これ以上の幸せはない、と私が思うに至っても不思議ではあるまい。
9日間個室に入ってそれなりの高額入院になったが、これは相応の年齢に達している人間は覚悟しておかねばならぬコストであることを知るべきであろう。
退院はしたもののまだフラフラしていて今日は店には出られそうもない。情けないの~。
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