家で朝昼兼の蕎麦を茹でる。
蕎麦猪口や薬味入れの下に敷いてあるのは、カミさんがリサイクル店で見つけてきた懐石盆。プラスティック製ではなく、漆塗りの本物である。どこかのお店から出た物だろうと想像する。それが何と一枚¥100也。本当にこの値段でいいのかなぁ。
考えてみれば、需給のバランスで、洋食に押され、この手の物を家庭で使うというのは多くないのだろう。懐石盆を使うことにより食卓に品格が生まれるのだが、子供がいないか、いても大人になっていて、しかもその家庭で食の粋を楽しむ心の余裕がなければ、わざわざ使うことは面倒であろう。
早めに店に出て、散髪に行く。猛暑に対抗して、心頭滅却すれば何とやらで(暑くないし、汗もかかない)と心に決め南口に行く。炎天とはこのことだ。暑い~。
心頭滅却したつもりが、お笑いハイキングウオーキングのQ太郎のコーラを一気飲みするネタが頭をよぎる(笑)。
店に帰ってから開店前、賄いで冷凍炒飯を食べる。これが意外に美味しいのだ。冷凍物と決めつけて馬鹿にしてはいけない。
スマホのOS・Androidの更新通知が来ていたので何気なくそのまま更新を押したら、画面に「ドロイド君」が表示されっぱなしになって結構時間がかかっている。裏で実行されている作業は、見当もつかない。ちなみにこのAndroidのマスコットキャラ「ドロイド君」とうのは、日本での通称で正式名称は「Bugdroid」というのだそうだ。
店を終え帰宅途中、跨線橋にかかる上弦の月を撮影していたのだが、なかなかうまく撮れない。マニュアルに設定を変えようとカメラを触っていたら、うしろから「もしもし」と呼ぶ声がする。
振り返ると、すぐ後ろに自転車に乗ったお巡りさんがいた。線路際でバイクを駐め何やら撮影している不審者に見えたのだろうか。
お巡りさん「ここは何か有名な撮影場所ですか?」
私「いやいや、たまたま跨線橋に月がかかっていたもので撮っていたんです。太宰治の跨線橋に」
おま「あはは、そうでしたか。どうも」
それ以上質問されることもなくお巡りさんは去って行った。太宰治は最強である(笑)。
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