7時離床。ブログは後にして先にリビングでラッシーと一緒にゆっくり新聞に目をとおす。
アメリカのトランプ大統領がコロナウイルスに感染して、大統領選挙をひかえた強がりの言葉に「私はウイルスに支配されない」というのがあった。
この言葉をかりれば、私は病気に支配されている。身も蓋もない言い方をすれば、毎日生きているのは悪くなるのを待っているだけ、ともいえる。
自意識、認知機能が衰えぬまま身体が不自由になって行くある意味残酷な病気だ。ALS(筋萎縮性側索硬化症)しかり。私の多系統萎縮症もどちらも原因不明で治療法のない難病指定だ。
最近ALS患者の安楽死事件があったが、その人の考え方や進み具合にもよるがそれを希望する患者を理解することは難しくない。というよりむしろ共感を持つ。ちょっと前、Nスペで安楽死が認めらている国に行き安楽死を選んだ多系統萎縮症の女性患者の記録があり、観たことを後悔した覚えがある。
人は健康であっても死からは逃れられないが、高齢になっても元気なうちは死を考えないで死から何となく逃げてうやむやにして漠然と生き続けられる。それが自然で非難されることではない。そういう意味では病を得たことは生死観と正面から向き合わざるをえない立場に立たされたといえる。
何も考えないで漫然と生き、好きなことをやりそして老衰で眠るように死ぬ。こんな幸せなことがあろうか。
愚痴ってるなあ(笑)。
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