相模湖の南にある「峰山」と麓にある「やまなみ温泉」をセットにした半日遊びに出かける。10時に車で出発。家から調布ICまで5分。この時間なら中央高速の朝の渋滞は終わっている。相模湖で降りて県道76号を南下10時40分到着。家から40分で着いた。家からバスなどを乗り継ぐようなら、ようやく三鷹駅に着いたくらいだろう(笑)。こういう時は車に限る。
藤野町営「やまなみ温泉」 |
右の細い道が登山道になる。表示に散策路とあるが、そんな生やさしいものでないことが先に行って判明する。ブロック壁に何本か杖代わりの枝が立てかけてあったので、カミさんがダブルストックとして借用する。この選択が後で大正解になる。
この山に来る人は少ないのだろう。私たち以外はバスで来た男性二人が入っただけだった。静かで快適な道を行く。
木洩れ日の桂の丸い葉。
馬の背の尾根を独占して歩く、快適きわまりない。
快適だったのはここまでで、急坂コースの表示があるが、そうでない易しい坂コースというのがあるわけではなく、ここからは急登ですよ!という注意書きのようなものだった。
これが写真だと解りにくいのだが、山が初めての人ならほぼここで引き返すのではないか、と思われる傾斜である。数日前の雨でとても滑りやすくなっているのも危険要素だ。事実、先に行った男性一人が引き返してきて「私の靴では無理なので止めにしました」と云われた。確かにその方の靴はタウンシューズで、この急坂を上るにはグリップが効かなそうだった。
カミさんに聞くと「杖がなければ私も無理だと思う」ということで、登山道入り口にあった枝がここで威力を発揮したのだ。ストックの有用性を初めて感じた瞬間だった。ここまできつい急登は景信山の北東にある逆沢の頭から下りたコル(鞍部)からの登り返しくらいだ。そこを歩いた人は高尾山系を歩く一万人に一人くらいだと思うが(笑)。
この急登が「散策路」って(笑)。
で、カミさん苦労してやっとこさで平らな尾根筋に出る。
明るくなっている先が頂上で、ここまで来ればたしかに散策路である。
570メートルなので高尾山より少し低いくらいだが、なかなか面白い急登だった。下からちょうど一時間で到着。途中トレランの若者一人とすれ違っただけで、他には先に登った男性一人が頂上にいらっしゃっただけだった。後から誰も来ない。静かなものだ。こういう地味な山は人気がないので人が極端に少ないから、ある意味穴場的な山である。
雲がなければ富士が見えるみたいだ。
ベンチもあるので食事もゆっくりできる。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀ってある。
さて下山する。急坂を慎重に下りる。事故の大半は下りで起こる。気を抜かないようカミさんにテキパキと指示をする(笑)。カミさん気を抜かなくても真剣そのものである。
何の実だか、カミさんも判らない。
カミさんが杖を返却してお疲れさん。さあ温泉だ~。
山歩きをして温泉へ入った後のソフトクリームの美味しいこと。
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