深大寺表参道入り口 |
『ゲゲゲの女房』ですっかりお馴染みになった「鬼太郎茶屋」。
門前向かって右の「門前」と百日紅の樹 |
門前向かって左の有名店「嶋田家」 |
山門前を横切る参道はいつも人で賑わっているが平日の午前中はさすがに静かである。
やはり紅葉は始まったばかりで見頃になるのは11月下旬になる。
深大寺から南に行き野川にまわる。
少し風があり耳元を吹き抜ける風音と野川の瀬音だけが聴こえる。
晴れ渡った空と野川の自然と人の営みがうまく調和した空間は何故か両手を広げたくなる。
多摩川との合流点よりの距離だと思う |
地方に行っても道路や施設はとても立派なのだが、車や人がいない、という光景を目にするがそれに近いかも知れない。いかん、これを語り出すと長くなるので制めておく(笑)。
夕方店を開ける時間直前にサプライズがあった。早稲田大学の大久保先生が訪ねてこられたのだ。先生はお酒を召し上がらない方なので私の店には縁がないと思っていたが、わざわざ立ち寄ってくださった。いや~驚きました。人間、還暦を過ぎるとなかなか滅多なことでは驚かなくなるものだが、声が裏返るほど(裏返ってはないけど)驚きました(笑)。
先生との関係は、私が先生のブログの愛読者だったことが始まりで、昨年、先生が上梓された「日常生活の探求」の出版記念トークを末席で拝聴させていただき、その後ご挨拶をさせていただいたので面識はあったのだが、訪ねてくださるとはまったく思ったことはなかった。
先生とは、もちろん現実の生活では近しい間柄ではないにも関わらず、よく知った親しい人に思える。それは私が先生のブログの愛読者であることで、先生の日常生活の断片を知っていることと、私もほぼ毎日ブログを書いているのを先生も読んで下さっておられるようで、お互いの生活情報を多少なりとも共有しているので、親しみが湧くのだと思う。
現実の生活では空間も時間も隔たりがあるが、こうしてほんのひとときでもお目にかかれるという何か不思議な縁は、インターネットが登場するまでは考えられなかった。
早稲田大学文化構想学部 現代人間論系教授 大久保孝治氏
「フィールドノート」
またお目にかかれる機会があるかもしれません。どうぞお元気で。
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