きのう試食用に買ったインスタントのカップスープがもうひとつあったのでパンとスクランブルエッグを足して朝昼兼の食事。
食後、野川に行く。
雲のない快晴だが、澄み切った深い青空ではなく春のように少し霞んだような空色である。
野川からハケの階段を上がると住宅地に出る。出た所でご近所の飼い猫と思われる子の歓迎を受けた。この猫ちゃんと遭うのは二回目でいつも外にいるわけではない。
なつっこい子ですり寄ってくる。
天文台の構内を抜けて帰宅する。
きのう届いた『日本百低山』を読む。著者とイラストは小林泰彦である。小林泰彦といえば1960年代から70年代に青春を過ごした世代にとっては『平凡パンチ』でお世話になった懐かしいお兄さんのような方である。
平凡パンチといえば毎号表紙を描いた大橋歩という名前がすぐに浮かぶし、当時、若者のファッションをリードしたVANの石津謙介、くろすとしゆき、お洒落なお兄さんだった今野雄二の名前もワンセットで浮かぶ。
『日本百低山』は関東周辺の山を多く紹介して偏っているが、それは著者が前書きで触れてある。
まえがきより
そもそも深田百名山はだれでも知っている全国区の有名な山ばかりで(一、二の例外はあるが)、だからこそ百山を選ぶ意味もあったわけだが、本来が地方区的存在の低山を全国規模で選ぶのはかなり無理もあるし意味もない、ということである。
中略
ここに選んだ百低山が著しく関東に偏っているのは私も気づいているが、これは私が東京に住んでいるためだ。出かける機会が多い近間の山にはやはり親近感をもつので、いきおい数が多くなってしまう。
中略
なんだ、ずいぶんいいかげんな選び方じゃないかと言われそうだが、私の選ぶ百低山は所詮私の百低山なので、別のだれかか選べば、その百低山は別のものになろう。そこが百名山との大きな違いで、低山とはそういうものだという結論を、言い訳も兼ねてここに記して、まえがきに代えようと思う。
この肩の力の抜けたゆるい立ち位置は昔と変わらない。生きるセンスも見習いたい方である。
先日行ったばかりの扇山ものっていた。
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