長男、長女達は泊まっていったが、それぞれ予定があり午前中に帰って行った。子供達が独立して、今は親二人だけになった所帯に、宴の後の静かな残滓が漂う。日本のあちこちで同じような光景があることだろう。
箱根駅伝の復路を飲みながら観る。きのう注文し過ぎた鮨が残っていて、早めにラップをかけていてまだいけそうなので選んで食べる。
青学が往路5区の登りで稼いだ5分は縮まるどころか、さらに開き驚異的なタイムで完全優勝をした。毎年何かドラマがあるなあ。
外の空気を吸いに散歩がてら古八幡に行く。毎年決まった初詣先はない。深大寺などはすごい人でごった返しているので、混んでいるところは避けて小さな社の閑寂な古八幡くらいがちょうどよい。不信心な方ではあるが、社殿に向かって頭を垂れる気持ちに偽りはない。
昼寝をして夕方からまた飲んでいたが、続いているので飲み疲れで、酒が美味くない。テレビ番組も面白くないので部屋でバーボンに変えて本を読む。
ブックオフで買ったまま未読だった『乱灯』松本清張を読み始める。清張は膨大な作品を遺しているが小説で読み辛い作品がほとんどない。いつの間にか頁をめくることを意識しなくなり、作品の世界に引き込まれている。
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