昼に、相手のある話ではないがここには内容は書けないちょっとした野暮用があり出る。私の思い違いだった。結果は良かったのか、悪かったのか判断が難しい。何のことか判らないと思う。忘れてください(笑)。
午後しばらく読書して3時過ぎに散歩に出る。いつものコースで天文台通りを下って野川に出る。
菜の花はほとんど終わり叢が深くなってきた。
桑の木 |
水車から野川に注ぐ |
ハケの階段をのぼり帰る。
きのうから読んでいるもう一冊、人物評伝『人とこの世界』開高健:著の中の「自由人の条件」は「きだみのる」との対談を挿入した構成のきだみのる人物評が書かれている。
以下引用 66頁
十人のうち九人の男が内心ひそかに憧れている生活をきださんは実現している。私たちはきださんがやりたい放題をやっているのを見聞きするたびに、ちきしょう、うまいことしてやがるな、とつぶやきたくなるのである。ところが私たちの起居する格子なき牢獄から逸走しようと一度試してみると、たちまち《自由》の重圧に気がつき、背骨を曲げられてしまう。そこで空気の重さに耐えられなくなって翼をたたみ、枝にもどり、じっとしているうちにだんだん翼が退化し、枝からそろりとおりてニワトリになってしまう。きださんの太い背骨は前世紀の巨獣のそれである。引用終わり
開高健が手放しの褒めちぎりようである。『人とこの世界』はちくま文庫から2009年に新しいのが出ているのでこれは買って手許に置いておこうと思う。どの章も面白いが最後の、田村隆一(詩人)の章は開高節満開のファンにとって胸のすく筆の冴えである。
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