最近また近所の住宅建設で重機が入り朝から地響きがする。響き方からしてかなり広範囲に影響がありそうだ。苦情を言って静かになるのならそうするが、そうしても静かにはならないだろうし工事自体が中止になることはないだろうから早く工事が終わってくれるのを待つしか手はなさそうである。こういうのを泣き寝入りという。
家で朝昼兼の蕎麦を食べる。
このところ一日の内、どこかで崩れて雨が降ることが多かったが、今日は何とかもちそうである。
夕方は店で賄いのうな丼をいただく。
何となく暇な一日で、店の営業中に「お宝鑑定団」を普通に観ることが出来た。中でも久しぶりに伊藤若冲の本物がでてきたのには驚いた。
だいたい、円山応挙と谷文晁などは本物がでてくることはまずないが、伊藤若冲などはまだ市井に眠っている作品があるみたいだ。
番組で応挙や文晁が出てくる度、鑑定前から司会者も含めて(お気の毒様)とほとんどの視聴者が思っているのが常になっている。
谷文晁にいたっては、もともと多作であったのと様々な画風を使い分けていたこと、弟子を喰わせるため自分の落款を弟子が使うのを見て見ぬふりをしていて、不審に思った人物に、真贋を尋ねられると「落款が押してあるのだから本物じゃないですか」と応えたという、なかなかとぼけたオジサンであるから、必然的に贋作が多い背景がある。
伊藤若冲は忘れられていたが戦後アメリカ人のジョー=プライスのコレクションにより人気が逆輸入される形になり、近年の若冲ブームに至っていることは多くの人の知るところである。
何年か前に国立博物館でプライスコレクション展があったがすごい人だったなあ。私もそのすごい人出の一因を構成していた(笑)。
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