食後、また寝てしまった。なにか引きずり込まれるように寝てしまうのだ。仕事はないのでどうしようと構わないのだが、それを黙って見ている別の自分がいる。
こういうのを意識し始めると、無限の合わせ鏡の中を覗くことになるので、部屋を出て散歩に行く。
『書を捨てよ、町に出よう』だ。高校生の頃読んだ寺山修司は強烈だった。分かりもせず埴谷雄高を語り、吉本隆明を語り、高橋和巳を語る、全てが受け売りでできた生意気なガキの脳天はこれによって砕かれたのだ(笑)。
ドクダミ |
葛(くず) |
そして、桑の実が熟成しているではないか。これを見過ごしてはなるものか。
手ぶらだったのでよ~く考えた。
自販機のある場所まで行き、ミネラルウォーターを入手。半分を飲んで水分補給し、空いた空間に桑の実を入れるという完璧な持ち帰り作戦を思いついたのだ。我ながら、賢いな、と思う(笑)。
桑の葉は養蚕に使われるが、まちなかで見かけることはない。若葉は長いハート型だが、時間とともにくびれてくる。
桑の若葉 |
桑の木にも個体差があり、これからのも多いが、早いのは完熟している。
近頃よく聞くポリフェノールだとかアントシアニンの塊である。
甘くて実においしい。野川沿いを歩いている人のほとんど誰も見向きもしない。
見えないはずはないのだが、もしかしてだけど~♪もしかしてだけど~♪皆さん知らないんじゃないの~(笑)。
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