約二週間ぶりに山歩きに行く。5月10日に行った「峰山」のときの体調は今から思うと、まだ山歩きが出来る状態ではなかった。登りの一部で両手を使わないと登れない急登がしばらくあるのだが、完全に息があがって、なだらかな場所に着いたとき、座り込んでしまった。
息が落ち着いてからは、その後楽しく歩いてきたが、急登とはいえ肩で息をするような状態に追い込まれるような身体の状態では、まだ山歩きは早かったのだ。
今日はその後の回復具合を見るための「お試し山歩き」である。お試しであるし、脚力も落ちているので、足馴らしも兼ねている。こういう時の高尾山は近いし使いやすい。
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新装・京王線「高尾山口」 |
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靴洗い場完備 |
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妙音橋分岐・左6号路清滝コース・直進は高尾病院の横を抜ける最短コース |
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病院横の階段を登ったところ、山道が始まるすぐの水場 |
呼吸の状態を確かめながらゆっくり歩く。
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お先にどうぞ。若いという素晴らしい財産を持っていることを、若いときは自覚できない |
息を深く吸うように意識して上る。完調とはいえぬが、息は持っているので、徐々に脚を作り直せば、長距離の山歩きにもまた行ける感触が戻ってきた。
このコースはピッチにもよるが25~40分で上に出るので、お試しにはちょうどよいのだ。
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最後の階段を上ると十一丁目茶屋の横に出る |
思えば今までこの道を何度歩いただろう。
参道を進んで先の浄心門分岐、参道と4号路に挟まれる形で階段があるのだが、表示がないので、ほとんどの人は興味を示さず、実際に上る人はほとんどいない。
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左下参道を見ながら階段を上る |
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林野庁殉職者慰霊塔広場 |
いつ来ても静かなものだ。参道の賑わいが聞こえてくるが、私の30分の休憩中、人が来たのは三人だった。
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慰霊塔に向かって右側の真ん中のベンチが私のいつもの指定席である・どうでもいいか(笑) |
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諸君!風の爽やかさを想像し給え |
持参のおにぎりと麦茶で昼食にする。
慰霊塔裏にいる「招き鬼」。前にも書いたが、この子を知る人は少ないぞ。最近の雨でちと汚れている。
ここからは登りもほとんどなく、人が多いだけの山頂は今日は遠慮して引き返して、お土産に「天狗焼」を購入する。よく「名物にうまい物なし」というが、これはとても美味しい、と私は思う。
下山中に見つけたサイハイラン。直立した花茎と下向きにたくさん付いた花を、昔の武将が使う采配に見立てたものだそうだ。
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高尾山口駅横売店がモンベル製品を置くお洒落な店に変わっていた |
今秋駅に隣接した場所に日帰り温泉がオープン予定だそうだが、想像するだけでめまいがしそうだ。カオス(笑)。
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